お金と引き寄せの法則

はじめに

引き寄せの法則は知っているが、なかなか上手くいかない。特にお金の引き寄せ。そのように感じている方の為に、お金に焦点を当てた引き寄せの法則をまとめました。

引き寄せの法則自体は至って単純ですが、実際に成功させるにはどうしたらよいのか。なぜお金を引き寄せることができないのかを考え、引き寄せの法則の本質に迫っていきたいと思います。


目次

  • なぜお金が引き寄せられないのか
  • お金を引き寄せられているか判断する
  • お金と感情
  • お金とハイヤーセルフ
  • お金とポジティブ
  • 参考文献


なぜお金が引き寄せられないのか?

普段「お金が欲しい」と考えていますか? 実は「お金が欲しい」と普段日頃考えることは逆にお金がない状況を引き寄せている可能性があります。

なぜお金が欲しいと思うのでしょうか。当然のことかもしれませんが、お金が欲しいと思うのは、お金がないからと考えているからですね。つまり、お金が欲しいという思考の裏には、常にお金が足りていないという欠乏の思考が孫座いしていることになります。

実は、英語でも「欲しい」は、英語で「want」と訳しますが、wantを辞書で引くと、「欠乏」という意味も載っています。

もし、「お金が欲しい」と常に感じているならば、「お金がない」という状況を引き寄せていいることになるのです。

ただの言葉遊びでは?、と聞こえてきそうですね。 では、逆に考えてみましょう。もし、使えきれないほど有り余るほどお金を持っているとしましょう。 その時に、「お金が欲しい」と思うでしょうか?

「お金が欲しい」と考えた瞬間に、お金の「欠乏」に注意がいってませんか? もし「欠乏」に注意がいっているとしたら、「欠乏」状態を引き寄せているのです。では、どうしたらよいのでしょうか。

例えば、「今度、遊園地に遊びに行くから、お金が欲しい。」と言ってみます。お金が欲しい理由が明確になりました。 少しポジティブに感じますね。お金持ちに一歩前進です。

ただ、最後にやはりお金の欠乏に注意が向いています。 お金の欠乏に注意を向けるのを止めてみましょう。

「今度、遊園地に遊びに行く」 どう響きますか? かなりポジティブになりましたね。

まず、お金を引き寄せるには、なぜお金が欲しいのか、その理由を明確にしてみるとよいでしょう。そして、そのポジティブな気分を維持することです。


お金を引き寄せられているか判断する

「お金が欲しい」と思ったとき、自分はどう感じていますか? もし、気分良くポジティブに感じていれば、引き寄せはうまくいっています。 逆に、ネガティブに感じていれば、引き寄せはうまくいっていません。

前回、「お金が欲しい」と思ったときにどのように感じるかが重要とお伝えしました。 そして、引き寄せの法則においては、ポジティブに感じられているかどうかが大切になります。実際に今、お金のことを考えてみてください。

気落ちして、ネガティブに感じましたか? 元気一杯、ポジティブに感じましたか? ネガティブに感じたら、お金を考えることを止めましょう。そう聞いて、疑問に思われたかもしれません。

繰り返しになりますが、引き寄せの法則においては、ポジティブに感じられているかどうかが重要です。なぜポジティブに感じられているかどうかが重要なのでしょうか。その理由を考える為に、逆にネガティブに感じる場合というのを考えてみましょう。

実は、ネガティブに感じる場合の多くは、あなたの思考が「欠乏」に向いています。例えば、会社に嫌いな人がいるとしましょう。なぜ嫌いなのでしょうか? 誠実さが欠けていますか? 挨拶が欠けていますか? 営業成績が優れてますか?あなたの欠けている営業成績に比べて・・・。

今度は逆に、その嫌いな人の良い所を考えてみてください。 あそこは、嫌いだがあれはすごいと思う。 嫌いな人でもポジティブに感じられることがあることでしょう。

お金のことを考えてネガティブに感じてしまうのも、やはりお金の欠乏に注意が向いていることが多いためです。では、お金のことを考えてネガティブに感じてしまう場合はどうしたらよいのでしょうか。

ネガティブに感じてしまう場合の対策法も前回お伝えしましたね。ネガティブに感じる場合は、なぜ、お金が必要なのか。なぜ、お金が必要なのか。なぜなのか。お金が必要な理由を考えましょう。

そして、「お金があれば、こういう素晴らしいことができる!」その素晴らしいことを考えてください。その素晴らしい体験がきっと引き寄せられることでしょう。それが法則だからです。

それでも、お金自体を求めるという方もいるかもしれません。そういう方は、お金にポジティブなエネルギーを注入しましょう。なにも目新しいことではありません。

お金がお財布の中にゴチャゴチャと入っていませんか。紙幣の向きは揃っていますか? 紙幣が、レシートと一緒になって窮屈になっていませんか? お金が入っているお財布、汚れていませんか?


お金と感情

「お金が欲しい」と思ったとき、自分はどう感じていますか? ネガティブに感じますか? では、そのネガティブな感情はどこから来るのでしょうか。

当然ですが、お金はただの紙ですね。紙自体に、良いも悪いもありません。では、例えば赤ん坊はお金をどの様に感じるでしょうか。きっと何も感じないでしょう。お金を使った経験がないですからね。 経験がなければ、何も感じない。

お金が無くて、買えなかったものがある。お金が無くて、出来なかったことがある。お金が無くて、つらい思いをした。そういった経験の結果、お金のことを考える→つらい過去の記憶→ネガティブに感じる。間(あいだ)が抜けていつの間にか、お金→ネガティブ、になってませんか。

お金に対してネガティブに感じる人は、それぞれ理由があるはずです。自分の中でなぜネガティブに感じるのかを考えてみるとよいでしょう。

例えば、幼い頃は家が貧しくて貧乏な思いをした。そういった自分の理由に気付くことで、お金に対する見方を振り返ることができます。

そういった自分の理由に気づくことで、お金に対する考え方を変えることができます。

繰り返しになりますが、お金があなたにネガティブな感じ方を与えているのではありません。お金をあなたが考えたときの考え方が、あなたにネガティブな感情を与えているのです。

そして、その考え方というのはあなたの過去の経験からもたらされる場合が多いでしょう。
その考え方があなたの信念となり、引き寄せの源となるのです。

お金に対する自分の考え方、この考え方を見直す必要があります。そして、その考え方に対して引き寄せが成功しているかどうかを、あなたのネガティブに感じるか、ポジティブに感じるかの感情が教えてくれているのです。


お金とハイヤーセルフ

「お金が欲しい」と思ったとき、自分はどう感じていますか?もし、気分良くポジティブに感じていれば、引き寄せはうまくいっています。 では、ポジティブに感じるとはどういうことなのでしょうか。

ポジティブに感じるのも、ネガティブに感じるのも「ハイヤーセルフ」とのつながりを表しています。

ハイヤーセルフ、訳すと超自我、もう一人の自分。「素直な自分」や「心の声」などと言い換えることができるでしょう。ここでは、わかりやすく「素直な自分」と呼んでおきましょう。

重要なことは、「私」と「素直な自分」の関係が、ポジティブ・ネガティブの感情として感じることができるということです。

今回は、「私」と「素直な自分」と引き寄せの法則の関係を考えてみましょう。図に示すと以下のようになります。


引き寄せの法則は、「私」と「素直な自分」の両方へ反応します。そして、「私」が様々な人生経験を通して、自分の好みを明らかにしていき、「素直な自分」の世界では、その人生経験を通して得られた好みに基づき引き寄せを行っているのです。

さて、「私」は「素直な自分」が引き寄せた新たな世界に参加できているでしょうか。引き寄せの法則によってもたらされた「素直な自分」の新たな世界に参加できているか、いないのか。それは、あなたの感情が教えてくれているのです。

つまり、お金のことを考えたときに、ネガティブに感じるとしたら、それは、あなたの「素直な自分」が作り出したお金の世界に「私」は参加できていません。

逆に、お金のことを考えたときに、ポジティブに感じるとしたら、それは、あなたの「素直な自分」が作り出したお金の世界に「私」が上手く参加していることを示しています。「私」の元に遅かれ早かれお金がやってくることでしょう。

何かを創造する際には「素直な自分」を経由して「私」へとやって来ます。つまり、お金を創造する際には、「私」と「素直な自分」とのつながりを良好に保つ必要があるのです。


お金とポジティブ

「お金が欲しい」と思ったとき、自分はどう感じていますか?少し、ポジティブに感じることができるようになってきましたか?

上記では、ポジティブな気分はハイヤーセルフとのつながりが良好に保たれていることを表すとお伝えしました。

ポジティブな気分、良い気分、ワクワクする気分。満たされていて、肯定的な気分。愛。感謝の気持ち。

なんだか自分とは、ほど遠いと感じましたか?
全ての感情は、思考から始まることもお伝えしましたね。自分の思考をどこに向けているのか。

ネガティブに感じたら、思考を変えてみましょう。ポジティブに感じられることを考えましょう。

ただし、ポジティブに感じられないこと自体を、ネガティブに感じる必要はありません。そう感じることは、まさにポジティブに感じられていないという気づきを与えてくれているのです。

そして、ネガティブに感じる度合いが強いほど、それはあなたにとって重要なことだということを教えてくれているのです。

例えば、どうしても同僚の字の汚さが目に付いてしまう。それは、あなたが字の綺麗さというものに価値を見出しているからに他なりません。同僚の字を汚いとネガティブに感じることは、自分が字の綺麗さを重要視しているということを明らかにしていくれているのです。そう考えれば、そんな同僚に対して感謝の念すら覚えることができるかもしれません。

本記事では、なぜあなたがそう考えるのか、自分の思考がどこにむいているのか、といった自分の内面を見つめ直す作業という点を強調してきました。

引き寄せの法則を成功させるためには、自分の考え方、信念をチェックして、自分がその考え方に対してどう感じているのかという感情を大切にしてください。お金の引き寄せ、それはポジティブな感情を歩むことに他なりません。

最後までご覧頂きありがとうございました。共に、ポジティブな感情、幸せの道を歩みましょう。


参考文献

エスター・ヒックス、ジェリー・ヒックス「引き寄せの法則 エイブラハムとの対話」(SBクリエイティブ) 2007

エスター・ヒックス、ジェリー・ヒックス「お金と引き寄せの法則 富と健康、仕事を引き寄せ成功する究極の方法 」(SBクリエイティブ) 2009

エスター・ヒックス、ジェリー・ヒックス「理想のパートナーと引き寄せの法則 幸せな人間関係とセクシュアリティをもたらす「ヴォルテックス」」(SBクリエイティブ) 2010

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